最終話 未来に向かって

2020.08.21 Friday

チェリンを閉じ込めたのはジェサンだった。ジェサンから本心を尋ねられたチェリンはウニョクを愛していると答える。それが決め手となりジェサンはチェリンを閉じ込めたまま去っていく。チェリンと連絡が取れなくなったウニョクはチェリンを救出すべく作戦を実行する。ジェサンが次期会長だと役員を相手に祝杯をあげる中、警備会社の警備員チームがムン家を訪れる。ウニョクはその中に紛れていた。発煙筒に火をつけてムン家を混乱に陥れると、その混乱に乗じてウニョクはチェリンを連れて脱出する。

 

スアが自宅に戻ると、ヘランとヒョンスクが車で到着する。二人は手を取り合ってスアを探し回っていたのだ。スアを心配する二人はどちらも母親だった。恐縮して立ち去ろうとするヒョンスクをスアは『母さん』と呼び止める。ヒョンスクの罪は許せないが、二十年間深い愛情で育ててくれたヒョンスクをこれからも『母さん』と呼びたいと告げる。ヘランもそれに同意する。

 

スアはミスを土下座して謝罪するが、同時にヘグムがチェリンとキム室長を厄移しの儀式のために養子にした事、そして事故に遭ったキム室長を見捨てた事まで暴露する。ジュンシクもヘランも初耳だった。ヘグムは自分を非難するのならこの家を出て行けと開き直る。

 

監視カメラの映像からチェリンが瞑想テープを持ち出したと判り、テサンとジェサンは社長会議を中止してチェリンを呼び出す。しかしテープの中身を知らないジェサンは席を外され、どうしてもテープの中身を公開されたくないテサンはスアがサインをした書類を差し出し、テープと交換する。チェリンのおかげでメーク・パシフィック社はまたも危機を脱した。やるべきことを終えたチェリンはウニョクと普通の生活を始めようと話し合う。そこへドフンから呼び出しの連絡が入る。

 

ヘランはヘグムに親子三人で楊平の別荘に移り住むと伝えていた。その頃、メーク・パシフィック社では役員会議が開かれ、ジュンシクが社長退任と後任にチェリンを推すと発表していた。何も知らず会議室に顔を出したチェリンは驚きを隠せない。そこへヘグムが押し入りチェリンを罵って醜態を晒す。更にその場にスアとドフンが現れ、チェリンの社長就任を望む社員達の意見書が公開される。スアも持ち株を全てチェリンに譲渡すると発表。ヘグムはショックのあまり倒れてしまう。スアはようやくウニョクへの気持ちに踏ん切りをつけ、チェリンとウニョクを送り出す。その隣にはスアを応援するドフンがいた。

 

チェリンの社長就任式の日、ウニョクはチェリンにプロポーズをすべく指輪と花束を持って待ち合わせ場所に向かっていた。ところがトラックと激突し事故に遭う。トラックの男達はこの事故を葬るために瀕死のウニョクを湖の畔に放置する。

 

一年後、チェリンがメーク・パシフィック社の社長となってから快進撃が続いていた。その一方で行方不明のウニョクがきっと戻って来ると信じて待ち続けていた。そんなある日、テサングループの株価が暴落する。原因は証券街で流れたテサングループが殺人に加担したと言う噂だった。会社には検察が入り、テサンは逮捕される。検事総長の兄であるコン社長に口利きを頼みに行ったジェサンは秘書室長を見て唖然とする。それは死んだはずのウニョクだった。

 

一年前、ウニョクを尾行していたキム室長は偶然事故を目撃して、ウニョクの意識が戻るまでずっと看病していた。理由はヘグムのような人間になりたくなかったから。ウニョクの意識が戻ったのを機に自首している。刑務所に面会にくるチェリンを相変わらず愛情はないと突っぱねていたが、本当はチェリンをずっと愛おしく見守っていた。

 

チェリンが実家を訪ねると、体が不自由になったヘグムがたった一人で寂しい生活を送っていた。お手伝いさんまでも出て行ってしまい、もう誰もヘグムの面倒を看る人間はいなかった。別れの挨拶に来たチェリンに楊平へ連れて行ってと頼む。これは同時にヘグムが会社から手を引く事を意味していた。

 

社長室でウニョクを恋しがって泣いていたチェリンに突然ウニョクからメッセージが届く。一年前、会う約束をしていた場所で会おうというメッセージを見て、チェリンは飛んでいく。するとそこにはウニョクがいた。再会した二人は愛を確かめ合うようにキスをする。

 

<<完>>

 

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第27話 証拠をつかめ

2020.08.20 Thursday

チェリンとウニョクはジェサンの二番目の妻の妹から話を聞く。ペン型録音機に証拠を残したはずなのに、遺品にはそれが無かったと言う。テサン側が持っていると睨んだチェリンはジェサンの誕生日を利用して証拠を探すつもりでいた。テサンもジェサンもチェリンが何か企んでいるのを承知でチェリンを快く迎える。チェリンに誕生日を祝って貰い気を良くしたジェサンはチェリンを送り届け、ウニョクと二人きりで話をする。ウニョクは何があっても最終的にチェリンは自分の元に帰るとジェサンに宣戦布告する。

 

ヘグムが一人で家にいる時、キム室長が戻って来る。キム室長はヘグムと心中しようとし、自分の命と引き換えにチェリンをメーク・パシフィック社の社長にしろと迫る。寸での所で警察が駆け付け、キム室長はさっさと逃げてしまう。

 

ヘランはスアを探してヒョンスクを訪ねる。土下座して謝罪するヒョンスクに、ヘランは泣きながらスアの行方を尋ねる。ヘランもヒョンスクもスアの身に何かあったのではと心から心配していた。その頃、スアはキム室長からヘグムがチェリンやキム室長にどんな仕打ちをしてきたかを聞かされていた。そして誘拐の黒幕がキム室長である事も白状される。スアはキム室長の様子がおかしいとチェリンに連絡する。

 

キム室長が使っていたレンタカーを追ったチェリンはキム室長が入水自殺を図ろうとしているのを目撃する。嫌がるキム室長を必死に助けて、自分の道は自分で切り開き、必ず幸せになると宣言する。

 

ペン型録音機はムン家でもジェサンのオフィスでも見つからなかった。そんな中、とうとうメーク・パシフィック社の合併を発表する日がやってくる。合併を阻止するには一刻も早く証拠を見つけ出さなければならない。ジェサンが発表の前に役員会議を開こうと提案していると、ピルドゥから連絡がある。ウニョクの家にジェサンの前妻の遺品があると言うのだ。するとジェサンが血相を変えて飛んでくる。それを見たウニョクとチェリンは遺品の中にテサンを揺るがす証拠があったのを確信する。チェリンはムン家のお手伝いさんが使っているペンこそが前妻のペン型録音機であると気付き持ち帰るが、中にデータは何も残されていなかった。考えられるのはテサンが瞑想に使用しているテープの中に隠している可能性。それを確かめるためにチェリンは罠と知りつつジェサンの誘いに乗ってムン家を訪れる。前妻が生前テサンと争った際に口にした『因果応報』と同じ言葉が書かれたテープを手にした瞬間、奥の部屋の入り口が閉ざされてしまう。

 

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第26話 消えた幼馴染み

2020.08.19 Wednesday

バイク男に拉致監禁されたウニョクの前にキム室長が現れる。テサングループのバックアップの下、チェリンがメーク・パシフィック社の社長に就かせることがキム室長の計画であり、そのためにはウニョクの存在が邪魔なのだ。監禁されたウニョクの映像をネタにチェリンを従わせようとしたキム室長だったが、チェリンは屈しなかった。予めウニョクはこうなる事を予期してバイク男のバイクにGPSをつけておいたのだ。チェリンはウニョクの友人と協力してGPSを頼りにウニョクの居場所を探し当て、ウニョクを救出する。危機を脱したウニョクはキム室長もチェリン同様に厄移しの儀式のためにヘグムに引き取られた過去があると教える。

 

ヘランはヘグムがチェ菩薩の言いなりになっている事に疑問を覚える。いつも厄介ごとにはチェ菩薩が関わっていた。入院を示唆するキム室長にヘランはキム室長がスアを誘拐し、二十年間精神安定剤と偽って危険な薬を飲ませていた事実を突き付ける。それでも認めようとしないキム室長に憤慨したヘランはキム・ソネと呼び、ジュンシクに連絡する。しかしキム室長は携帯を取り上げ、ヘランが発作を起こして奇行に走った事にしてしまう。一方、ジュンシクはヘランの身を案じながらも、姿が見えなくなったスアを探すようドフンに命じる。

 

実の母親に利用されたと知ったチェリンは苦しんでいた。ウニョクはチェリンを憎しみから救うためにジェサンに会いに行く。チェリンが誘拐犯の主犯の娘と世間から非難されないためにはムン家の奥様になるしかないとジェサンは主張する。その一方でウニョクの始末に失敗したキム室長をジェサンは切り捨てる。

 

ピルドゥはヘグムに会いに行くが、ヘグムは追い出せの一点張り。しかしジュンシクの取り成しでピルドゥはキム室長こそが誘拐の黒幕だと暴露する事が出来た。睡眠薬を飲まされていたヘランも目を覚ましてピルドゥに同調する。キム室長はシラを切るが、スアを連れて来ようとしたピルドゥを拉致して妨害しようとした事や正体がチェリンの実母であるキム・ソネである事まで暴露されてはもはや言い逃れは出来ない。ジェサンからの連絡で慌てて駆け付けたチェリンの自首を勧める声にも耳を貸さず、キム室長は一目散に逃走する。

 

ウニョクはジェサンの前妻が証拠集めをしていた会話を思い出し、テサンの下で働くお手伝いさんから話を聞く。ジェサンの二番目の妻は気の強い女性で常に復讐すると息巻いていて、とても自殺するようには見えなかったと言う。復讐のために証拠を残していると聞かされる。

 

ヒョンスクに甘えてようやく心が満たされたスアは謝罪をする決意をして会社を訪れる。ところがスアがあまりにも初歩的なミスでメーク・パシフィック社を窮地に陥れた事を知ったヘグムがスアを見放すと話しているのを耳にして顔を出す事が出来なかった。ショックを受けたスアはジェサンに所有する株を譲渡してしまう。

 

スアが株をジェサンに委任した話はすぐにジュンシクに伝わる。ヘグムに責められたスアはヘグムが自分を見放すと言ったからだと開き直る。ヘグムがテサンに契約の無効を頼みに行くと、テサンはチェリンに土下座して謝罪し、再度チェリンをムン家の嫁にすれば考え直すと言ってくる。仕方なくチェリンに土下座したヘグムだったが、チェリンは相手にしなかった。しかしウニョクに説得され、チェリンはメーク・パシフィック社を救うため、ウニョクと共にテサンの実態を探ると決意する。

 

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第25話 深まる疑惑

2020.08.18 Tuesday

キム室長はウニョクの殺害をジェサンに要請する。メーク・パシフィック社の社長にはチェリンを据えたいキム室長とチェリンを我が物にしたいジェサンの思惑は一致するという理由からだった。ジェサンはウニョクを呼び出してキム室長の思惑を知らせて忠告する。しかしウニョクは相手にしなかった。

 

キム室長を問い質しても何も情報を得られなかったチェリンは落ち込んでいた。ウニョクはチェリンのために友人からキム・ソネの調査結果を聞き出す。施設出身の彼女は里親の元を逃げ出してから行方不明になっていた。施設出身者を訪ね歩いたところ、キム・ソネが化粧品会社の社長宅に引き取られた事実を掴む。

 

ヘランがキム室長から処方された薬を飲んだ直後倒れてしまう。チェリンはスアをヘランに付き添わせ、スアが飲もうとしていた漢方薬を調べる。しかし思惑は外れ、薬の成分からは何も検出されなかった。

 

ピルドゥはキム室長と会って誘拐の黒幕だと指摘する。しかしキム室長は動じず、ピルドゥの単独犯だと言い返す。キム室長はバイク男に指示を出したらピルドゥとウニョク親子を始末するよう伝える。

 

ドフンは専務室から白領社との輸出契約書を見つけてジュンシクに知らせる。この契約が締結されればメーク・パシフィック社はテサングループと白領社に乗っ取られる。その事実を知らされたスアはジェサンに怒りをぶつける。ジェサンはそんなスアに専務の器で無い事を正直に伝える。また創業者一家が子供の評価が厳しいと聞かされて愕然とする。ヘランは一度もスアの無能さを指摘しなかったのだ。心の折れたスアはヒョンスクに会いに行く。

 

見舞いに訪れたチェリンはヘランからチェリンを引き取ったのは幼馴染みのソネに似ていたからだと聞かされる。またヘランがキム室長から渡された精神安定剤を長年服用していると聞いて、チェリンは精神安定剤に疑惑を持つ。精神安定剤を調べると医師が処方した物ではなく、長期使用すると神経が麻痺する等体に支障の出るタイプの物にすり替えられていた。キム室長の仕業であるのは明白だった。チェリンが問い質すとキム室長は開き直る。一方、病院のベッドで寝たふりをしてキム室長の独白を聞いたヘランはキム室長の正体がソネだと気付く。病院を抜け出し、ヘグムにソネと会ったと伝える。

 

ウニョクはチェ菩薩に会い、誘拐の主犯がキム・ソネだと指摘し、キム室長を警察に通報すると脅す。するとチェ菩薩はソネもまた昔、厄移しの儀式のためにヘグムに引き取られたと答える。全ては血縁に拘るヘグムへの復讐のためだったのだ。家を抜け出し、交通事故に遭ったソネをヘグムは見捨てた。チェ菩薩が助けなければソネは死んでいた。以来、チェ菩薩とソネは手を組み、チェリンを復讐の道具にした。

 

ジェサンからチェリンは誘拐の黒幕がキム室長だと聞かされる。またウニョクからもキム室長が実母だと聞かされ、チェリンは許せなかった。近くにいたのに虐げられるチェリンを涼しい顔で見過ごしていたのだ。

 

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第24話 ちらつく母の影

2020.08.17 Monday

キム室長から実母の本名がキム・ソネで、チェリンが会社の主になるのを見届けるように託されたと話を聞かされたチェリンは、ウニョクと共に施設を訪ねる。しかし実母に繋がる手掛かりは得られなかった。キム室長が寄付のために施設に出入りしているのに気付いたウニョクはキム室長を尾行する。キム室長が立ち寄ったのはキム・ソネの墓だった。ウニョクは友人にキム・ソネの調査を依頼する。

 

チェリンが帰宅するとピルドゥが家の中でくつろいでいた。ウニョクはチェリンを養父から送られた家に連れてきて、そこで暮らすように促す。今までこの家に来なかったのはピルドゥに知られて養父母に迷惑をかけるのを危惧したためだった。

 

ジェサンの口車に乗せられたスアはドフンが止めるのも聞かずに原料を廃棄しようとする。困ったドフンはチェリンを呼び出す。廃棄するのではなく解決策を練るべきだと意見するチェリンに部下達は従い、スアは暴れ出す。チェリンのアイディアで余剰分の原料で石鹸と洗剤を作ったお陰でメーク・パシフィック社は危機を脱する。スアはそれが自分の手柄のようにジュンシクに自慢するが、すぐにジュンシクにバレてしまい、ジュンシクはスアに失望する。

 

何もかも上手くいかないスアはヒョンスクの家をこっそり訪れていた。スアの身を案ずるヒョンスクの言葉を聞いて涙を流す。しかし今更ヒョンスクには甘えられない。仕方なくジェサンとバーで飲み、酔い潰れてしまう。ジェサンから呼び出されてスアを家まで送り届けたウニョクは、キム室長からチェリンと別れろと忠告される。

 

ジェサンは契約書を精査出来ない無能なスアを利用して、メーク・パシフィック社を吸収合併しようと企んでいた。白領社との契約書の条項を自分達に有利な内容に変更して、スアに再契約を迫る。内容がまるで理解出来ないにも関わらず、挑発されたスアはサインをしてしまう。

 

ウニョクはピルドゥから二十年前の誘拐事件には黒幕がいると打ち明けられていた。正体は判らないが、手首に刺青のある人物だと判明する。即座にウニョクの頭にバイク男が思い浮かぶ。バイク男を尾行したウニョクはチェ菩薩とキム室長が裏で手を組んでいる事実を掴む。キム室長はチェ菩薩にチェリンを会社に戻さないと会社が潰れるとヘグムに進言しろと迫っていた。二人の会話からキム室長の本名はキム・ソネでチェリンの実母である事が判る。ウニョクはキム室長を呼び止め、実の娘に対しての仕打ちが酷過ぎると訴える。しかしキム室長はまるで悪びれる事無く、チェリンを利用してメーク・パシフィック社を手に入れる事しか頭になかった。

 

実母の墓を訪れたチェリンは骨壺が空と知って愕然とする。ウニョクはチェリンが傷付かないよう、本当の事がチェリンに伝えられない。しかしチェリンはウニョクが止めるのも聞かず、キム室長に真実を聞き出すと言い放った。

 

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