第10話

2019.04.14 Sunday

ジスに会いに行ったシヌは一足違いでジスには会えなかったが、ジスの荷物の中から大切に持っていた友達との写真を見つける。写真の裏には『先生から貰った写真』と書かれていた。もしも高校生のシヌがジスとシヌが再会しないように未来を変えてしまったら、タイムスリップ自体が起こらなくなる。そうすればこの写真がジスの手に渡る事も無いし、兄の死で自責の念に駆られていたジスの心は救われないままとなる。ジスは十年間、ずっとシヌから言われた言葉に支えられて生きて来たのだ。その事に気付いたシヌは蛍橋でジスを見つけ、抱き締める。

 

生きる資格が無い人はいない。

 

十年前、教師としてジスを慰めた言葉をシヌはもう一度ジスに告げる。そして十年前には告げなかった初恋の人の名前はハン・ジスだと白状する。

 

高校生のシヌが帰宅すると、シニが母親の遺品のバッグを手に泣いていた。シヌがバッグの中身を調べると、シヌの身分証が二枚と乗船券が二枚入っていた。シヌもまたしまってあった母親の遺品の中からバッグを取り出して中を確認していた。監視カメラの映像から母親は遭難した船の中から誰かに電話をかけていた事が判っている。シヌは思い出す。高校生のシヌの携帯電話に見知らぬ番号からの着信記録があった事を。録音メッセージを確認すると母親の声が聞こえて来る。実は母親は教師のシヌが自分の息子の成長した姿だと気付いていたのだ。自分の死を確信した母親は息子が立派に育ったと判って神様に感謝していた。そしてジスと息子を引き合わせるために、ジスに乗船券が売り切れで手に入らなかったと嘘をついていた事が判る。シヌとジスの縁はジスが思っていたような悪縁では無く、母親が結んだ赤い糸だったのだ。最後まで息子の幸せを心配する母親の言葉にシヌは涙が止まらなかった。高校生のシヌもまた母親のメッセージを聞いてジスの行き先を探していた。その矢先、グンドクから現像されたばかりの写真を渡される。ジスがこの写真を十年後も大切にしていた事を思い出した高校生のシヌは写真の裏にジスへのメッセージを書く。『2017年に会いに行くから待ってて』と。

 

渋滞に巻き込まれてジスの乗る飛行機に間に合わなかったシヌは落胆しながら母校へ来ていた。そこへ写真の裏のメッセージを見たジスが現れる。ようやくジスは好きになった人が全て同一人物であることに気付いたのだ。ジスはシヌをずっと一途に愛していた事を告げ、シヌもタイムスリップのせいで混乱する記憶の中で唯一確かなのはジスを愛している事だと告げる。

 

久々に仲間で集まった席にナヒが同席する。ナヒとグンドクが正式に交際を始めていた。またミンソクの漫画が映画化され、ソラは三人目の子供を妊娠していた。シヌとジスも喧嘩はしても幸せな時間を過ごしていた。

 

一方、高校生のシヌは猛勉強の末、ジスが通った大学に合格していた。しかしジスとは会わないまま2017年の到来を待っていた。そして2017年、シヌはジスと互いに恋い焦がれたまま再会を果たした。

 

<<完>>

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第9話

2019.04.13 Saturday

授業中、高校生のシヌからシヌへ電話が掛かって来る。暫くシヌがジスを避けて見舞いに行かない内に、高校生のシヌは退院するまでに回復していた。これを機に高校生のシヌは2007年に戻ると言い出す。例え戻ってもジスとシヌが結ばれないとシヌはどうしても言えなかった。

 

元の時代に帰る前に、高校生のシヌはジスをデートに誘う。ジスに告白しようとして待ち合わせた場所にやって来た高校生のシヌは、ここでジスに別れの挨拶をしようと思っていた。ところがジスから思わぬ話を聞く。ジスの初恋の相手は担任のシヌでは無く、友達のシヌだったと。高校生のシヌはジスに自分のスマホを渡して、ここを出たら電源を入れてと念を押す。言われた通りスマホの電源を入れたジスはそこに残されたメッセージに驚愕する。そこには高校生のシヌが自分の本当の名前を残していた。

 

その頃、シヌはジュファンに会って、二度とジスがシヌに会わないようにして欲しいと頼み込んでいた。同じことを高校生のシヌからも頼まれていたジュファンは二人が結託して自分をからかっているのでは無いかと勘繰る。実はジスがシヌに十年前の出来事を打ち明けた時、高校生のシヌも物陰から話を聞いていたのだ。

 

一か月後、高校生のシヌがいなくなってもシヌの家には確かな形跡があちこちに残されていた。高校生のシヌが元の時代に戻った事で二人の記憶は共有されている。またあれからシヌの元には高校生のシヌからメールが届くようになり、お互いジスに会えない辛い日々を送っていた。

 

ジスはアメリカで両親と暮らす決意をして、美容師として働き始めたソラに別れの挨拶にやって来る。ジスがまたシヌに何も言わずに去ろうとしている事を知ったソラはシヌにジスのアメリカ行きを伝えてしまう。その時、高校生のシヌから未来を変えると連絡が来る。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第8話

2019.04.07 Sunday

ジスの希望でかつて通っていた高校に忍び込んだシヌとジスは教室へとやって来る。まだ夢の中だと思い込んでいるジスは秘密を告白する。以前、火事で学校に閉じ込められた時、本当は携帯を持っていたのだ。シヌの腕の中で涙を流すジスにシヌは運命を感じずにはいられなかった。

 

病院を探索していた高校生のシヌはジュファンがジスへ贈る指輪を用意して結婚するつもりだと知る。ジスはジュファンを女ったらしの兄のような存在と話していたが、実際にはジュファンは十年間もジス一筋だったのだ。またジスが十年前にシヌがジスに告白する時に渡そうとしていた指輪を持っていた事も知る。あの指輪は母親に渡してしまったはずなのにジスが持っていた事に疑問を持つ。

 

高校生のシヌはジスが船が嫌いで十年間島に戻って来られなかった事を突き止める。それを聞いたシヌはジスが留学する直前の事を聞いて回り、母親が亡くなった日に留学博覧会に行くためにジスが船に乗る予定だった事実を掴む。開始時刻から逆算してその船は母親が乗った船と同じ午後二時発の船だった。

 

一方、高校生のシヌもまたジスと母親が何らかの形で会っていた可能性に気付いていた。昨夜自分を送ってくれたのはシヌだとソラから教えられたジスはシヌを想って一人で泣いていた。そんなジスに高校生のシヌは思い切って指輪の事を尋ねてみる。するとジスはこの指輪こそがシヌを好きになってはいけない理由だと答えた。

 

自分の胸だけに収めているのが苦しくなったジスはシヌに会って、十年前の出来事を全て打ち明ける。午後二時発の船のチケットを買ったジスはシヌの母親に呼び止められ、船のチケットを譲っていたのだ。母親はお礼にシヌがくれた指輪をジスに渡し、携帯電話を早く直しなさいと忠告していた。そのお陰でシヌが待つ場所へジスは行くことが出来たのだが、船に乗った母親は事故で死亡。ジスは自分が母親を殺したと自責の念に駆られ、シヌを忘れるために留学をしたのだった。それが突然ジスが姿を消した真相。ショックを受けたシヌは泣きながら去っていくジスを追いかける事も出来なかった。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第7話

2019.04.07 Sunday

高校生のシヌはジスを傘に入れて病院まで送る。病院の前で待っていたジュファンとジスの会話を聞いて、ジスが留学していた事もシヌと十年間連絡を取り合っていなかった事も知る。シヌが見栄を張って嘘をついていたと判って高校生のシヌは憤慨し、十年前には帰らないと言い出す。

 

夫婦喧嘩をしたソラがシヌを訪ねて来る。ソラに見つかりそうになった高校生のシヌをシヌは慌てて隠すが、その際に高校生のシヌは腕を骨折してしまう。シヌが高校生のシヌを連れて病院へやって来ると、そこではジスが働いていた。シヌは高校生のシヌをトック(飼っていた犬の名前)という名前で自分の教え子だと紹介する。入院してジスに関する様々な事情を知った高校生のシヌは、ジスと友達になり、ジスに昔のクラスメートに会いに行くように勧める。

 

久々に高校時代の仲間が顔を揃えた席では、ミンソクが会社を辞めた事でソラが大荒れだった。そこに高校生のシヌと共にジスが姿を現す。楽しい時間を過ごした面々だが、ジスとミンソクが酔い潰れたのを機にお開きに。高校生のシヌはソラと一緒にミンソクを家まで運んでいく。高校生のシヌから今と違って高校生の頃はキラキラ目が輝いていたと言われたソラは考え込んでしまう。

 

最低な合コン相手を前にぶち切れ寸前だったナヒをグンドクが連れ出す。ナヒがグンドクの気持ちを知りながら拒み続けるのは、芸能人で金持ちで年下のグンドクを好きになったらきっと自分だけが惹かれて、いつか捨てられると恐れていたからだった。しかしグンドクはいつまでもナヒの事を想い続けると約束する。

 

すっかり眠り込んだジスを負ぶっていると、ジスがシヌを「先生」と呼んだ。未だにジスの心にいるのが元担任のシヌであると知ったシヌは涙を流しながら先生じゃ無いとジスに言い聞かせる。しかし夢見心地のジスはシヌを「先生」と呼んで幸せそうに抱き締めるのだった。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第6話

2019.04.01 Monday

シヌが目を覚ましたのは2017年、酔っ払って川に落ちたとして病院へ搬送されていた。タイムスリップはただの夢だと思い込もうとしていたシヌだったが、見舞いに来たミンソクとグンシクの話が自分の記憶と微妙に異なっている事に気付く。しかも川に飛び込んだのは母親の命日の夜だったのに、今はまだ昼前、つまり数時間のタイムラグが起きていた。

 

ジスを交通事故から回避させるためにシヌはソウル病院を訪れるがジスを探し出す事は出来なかった。しかし交通事故は飲酒運転が原因だと思い出して、警察に検問を行うように要請する。勿論、警察は相手にしてくれない。ところが警察官になっていたソンジェの口利きで検問が実施される事に。案の定、検問を強引に突破した車が現れ、シヌは車でその後を追う。目の前の横断歩道ではジスが道路を渡ろうと歩いている。シヌは慌ててハンドルを切り、暴走車に車を追突させてジスを救う。

 

幸いシヌの怪我は軽傷だった。治療の終わったシヌを見たジスは思わず息を飲む。今のシヌの姿は初恋の相手である担任のカン・シヌとそっくりなのだ。しかしジスは何故かシヌを避けようとする。そこへジスの恋人気取りのシン・ジュファンが現れる。高校時代に振られたにも拘わらずまだジスに付き纏っていた。

 

帰宅したシヌを待っていたのは高校生のシヌだった。何と一緒にタイムスリップしてきたらしい。高校生のシヌには十年後の世界に頼れる人間はシヌしかいない。母親の死を知ってシヌは胸を痛め、毎日のように海を眺めて暮らしていた。

 

遠方の島へ赴任する事になったジュファンは父親にジスも同行させるよう取り計らって貰う。船酔いしながらも何とか島に到着したジスはジュファンと別れて花を手向けにやって来る。そこに高校生のシヌが現れる。

 

BACK | STORY LIST | NEXT