第24話 復讐の果て

2019.09.25 Wednesday

宮楽園を再開させる事しか考えずミョンを首席麺匠から下ろせと訴えるミジャをガンスクは冷たい人だと言い放つ。むしろテハの死を悲しむミョンの方がガンスクには人間的に見えたのだ。ダヘとギリョンもテハの形見の前に涙が止まらない。

 

変装してプライベートバンクを出たギルトはテソプが有力党首候補と報じるニュースを冷ややかに見つめていた。検察に出頭したギルトの取り調べが始まるが、出頭前に買収しておいたソンノクはあっさり供述を撤回する。ギルトの罪を問うには何一つ証拠がない。ギルトは釈放され、ヨギョンは責任を取って罷免となる。諦め切れないヨギョンはテソプの力を借りようとするが、テソプから告発文の事を尋ねられはっとする。告発文をしまっていた金庫の中にあったのは告発文ではなく、テハがヨギョンにあてて書いた手紙だった。

 

車の後部座席にギルトが潜んでいた。ギルトはヨギョンに選択を迫る。両親を殺害したギルトを選ぶかテハを殺したテソプを選ぶか。テハを選べばギルトは一時的にヨギョンと手を組むと言う。ギルトはテハが死んだ夜、テソプが何をしたのか電話の記録と誘拐されたダヘの画像を証拠として持っていた。テハにも同じ物が送られているという。ギルトはテソプを殺そうとしていた。そのためにはヨギョンの力が必要だったのだ。しかし大統領選を見据えたテソプは面倒を起こしたく無くてヨギョンに会おうとしない。そこでミョンがテソプとヨギョンを会わせる手引きをする。

 

ダヘに宮中キジそばの注文が入る。注文した客はギルトだった。ダヘはテハが死んだ悲しみをギルトにぶつける。例えテハを殺したのが別人でも、そのきっかけを作ったのはギルトだと言って号泣する。

 

テソプの前に現れたのはヨギョンとドッグだった。テソプの手下はドッグが全員叩きのめしてしまった。そして二人の後から現れたのはギルト。ヨギョンとドッグは人を殺さないが、ギルトは違う。隠し持っていた拳銃の銃口をテソプに向け、見苦しく命乞いするテソプを容赦なく射殺した。

 

拳銃を手に宮楽園へ乗り込んだギルトは隠し部屋へ向かう。そこにはミョンがいて、ミョンの両親とテハの祭壇が置かれていた。これまで色々な人間に成り済まして生きて来たがハ・ジョンテでいる時が一番幸せだったとギルトは語り、ミョンにジョンテが書いたレシピノートを返す。そしてギルトは笑いながら引鉄を引き、自らの命を絶った。

 

テソプとギルトの二人が命を落とした後、ヨギョンは自らの罪を全て告白して自首をする。ミョンもまたダヘにレシピノートを譲り、宮楽園を守って欲しいと頼んで去っていく。

 

三年後、ダヘは宮楽園の麺匠となっていた。父親代わりのドッグを運転手にして連れ回している。一方、出所したヨギョンは迷わずミョンの店を訪れる。二人は孤児院仲間との思い出を懐かしく語るのだった。

 

<<完>>

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第23話 危険な取引

2019.09.24 Tuesday

ギルトの肖像画を外すよう指示されたギリョンは慌てて裏に隠してあった告発文を取り出す。それを見たテハは告発文を自分が持っている事に。その時ヨギョンから孤児院仲間に招集がかかる。結局四人は何れもテソプとギルトの二人を相手に孤独な戦いをしていたに過ぎなかった。これからは力を合わせようとヨギョンが呼び掛ける。

 

ヨギョンは告発文を餌にテソプと会う約束をする。ところがその前にテハが告発文の原文を持ってテソプに脅しをかけていた。そのおかげでヨギョンの交渉は成立。その夜、テハはダヘに同じ境遇である事を打ち明け、愛情を確かめ合うようにキスをする。

 

ギルトの株がミジャに委任される。大株主となったミジャは味覚障害を理由にミョンを後継者として認めないと主張。生放送でミョンの力が試される事になった。生放送が始まる。テーマは三種の麺。質問タイムで指名されたのはソンノクだった。ギルトの人殺しに殺人教唆の事実を話してスタジオは騒然となる。追い討ちをかけるようにミョンはギルトが何をしてのし上がって来たのかを話し、指名手配書を見せてキム・ギルトこそがギルトの本名だと明かす。旗色の悪くなったギルトがスタジオを出ようとしたその時、逮捕状を持ったヨギョンが現れる。しかし連行はしたものの、逃走されてしまう。

 

ダヘとギルトが親子だと知ったテソプはダヘを拉致し、告発文の原文とダヘを交換しろとテハに取引を持ち掛けて来る。一方、怪我を負いながら逃走していたギルトもテソプとの電話でダヘが拉致されている事を知る。呼び出された場所は仁川の倉庫。先に到着したのはテハだった。それを機にダヘは山の中で解放される。死を覚悟したテハはダヘに自分の匂いを覚えておいて欲しいと電話で伝え、ドッグにダヘの保護を頼む。それがテハの最後の言葉だった。

 

七日後、未だミョンはギルトへの復讐に捉われていた。しかしその一方でテハの死は自分のせいだと自責の念に駆られている。このままでは宮楽園が潰れると危惧したミジャはミョンに関係無い人間を復讐に巻き込むなと警告する。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第22話 怪物

2019.09.24 Tuesday

ギルトにこれ以上悪事に手を染めて欲しくないと願うダヘの気持ちとは裏腹に、ギルトは議員になるためにテソプの恩恵にあやかろうと財団の金と金塊、そして告発文のコピーを渡す。手元にない原本は公認を受けてからと先延ばしにする。テソプは公認を受けるまでは何もするなと警告した上で公認面接での模範解答を渡す。

 

動きの見られないギルトに業を煮やしたミジャはミョンの正体をバラし、ミョンと手を組んでギルトを失脚させようとした事をギルトに暴露する。頭に血が上ったギルトはミョン本人に正体を尋ねる。とうとうミョンは自分がスンソクであると暴露する。ギルトから大切な物全てを奪ってやると言い退けるミョンの姿はまるで怪物そのものだった。

 

公認面接終了後、ギルトは待っていたヨギョンによって検察へ連行される。取調室に放置されること七時間。ヨギョンの狙いはその間にテソプにギルトから手を引かせる事にあった。結果、公認は別の人物に。ヨギョンは更にギルトの殺人及び殺人教唆の罪まで暴く気でいた。ジェニョンは大喜び。

 

テソプの家にテソプ、ソンド、ギルトが顔を合わせる。ギルトはソンドを灰皿で殴り殺し、欠員の出たソンドの穴埋めに自分を推薦しろとテソプに迫る。三日後、ソンドは練炭自殺したと報道された。これによってギルトの政界進出は本決まりとなり、ギルトはテハを補佐官にすべく大学進学を勧める。

 

極秘裏にヨギョンはソンノクと会っていた。実はソンノクは生き埋めにされる所をドッグに助けられていたのだ。自分の存在を隠すという条件でギルトの悪事の全てを証言し、証拠を提出すると取引を持ち掛けられる。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第21話 守りたい人

2019.09.19 Thursday

ヨギョンは敵はギルトとテソプと狙いを定め行動を起こす。ヨギョンの身を案じたテハは忠告するが、ヨギョンから殺人教唆の犯人がギルトだと知らされて混乱する。一方、ジェニョンはギルトから恥をかかされたのを機にヨギョンに協力を申し出る。ヨギョンの停職&免職を一カ月だけ伸ばすから、それまでにギルトを潰して欲しいと頼む。ドッグもまたヨギョンのために証人となる決意をし、証人申請書をヨギョンに渡す。

 

テレビ番組にはギルトとミョンの他にダヘが出演する。ダヘが自ら出演を希望したのはミョンに味覚障害がある事を知ったためだった。この日のテーマは『父親』。ダヘは原点に戻ってやり直して欲しいと料理にギルトへの願いを込める。いざ試食となった際、ダヘはミョンの作ったヌルム麺を試食してミョンの味覚障害を庇った。

 

ギルトは告発文書を取り戻すために荒っぽいならず者連中にヨギョンを襲えと命じる。そうとは知らないヨギョンは車を降りた所を狙われて襲撃を受ける。しかし間一髪テハが駆け付け、更にはドッグもやって来て危機を救う。怪我を負ったヨギョンは病院へ搬送される。ヨギョンが襲撃されたと知ったミョンは病院へ駆け付けるが、既にヨギョンは退院していた。

 

ギルトはミョンがダヘを裏で操っていると勘繰っていた。ミョンはダヘがギルトの実の娘である事を指摘し、例え父親でも娘を邪魔する資格はないと一蹴する。そしてギルトに宮楽園を出ていくように迫る。期限は三日後。追い詰められたギルトはテソプの力を借りようとするが、テソプはギルトを利用する事しか頭に無かった。その間に大麺匠の部屋は荷物が運び出され、空っぽに。部屋には勝ち誇ったガンスクがいて、隠し部屋は潰し、ボディガードは解雇、法人カードは停止、今後は離れを使えと高笑いする。もう後のないギルトは公認を受けて宮楽園も財団も全て取り戻すつもりでいた。

 

BACK | STORY LIST | NEXT

第20話 消えゆく味覚

2019.09.18 Wednesday

ヨギョンが賄賂を全て使い切ったタイミングでギルトからドッグの居場所を告げるメッセージが届く。ヨギョンは捜査官を現地に向かわせるがドッグに逃げられてしまう。テソプはヨギョンの責任を問うとヨギョンは両親の事件を引き合いに出してギルトを追い詰めると答える。あの事件の裏にはテソプをはめようとしたギルトの思惑が隠されているとテソプは主張した。

 

コ一族の長老がミョンを首席麺匠と認める契約書を取り交わしにやってくる。契約が締結した直後、長老からギルトの解任案が決議される。まだ迷いの拭えないダヘだったが、ギルトがスタッフの名前を覚えていなかった事を知って解任案に賛同する。これによって財団の理事はミジャになり、ギルトは何の力も無い顧問の役職を与えられる。一方、ミョンは両親の死の経緯を聞かされたトラウマから味覚障害を発症していた。ダヘに宮中キジそばの作り方を教え、これもまたジョンテから盗まれた物だと証明する。

 

自棄酒を煽るギルトだったが酔っている場合ではない。裏切りを知ったドッグがギルトを襲撃にやってくる。ギルトの手下を叩きのめしたドッグは廃工場にギルトを監禁し、貸金庫の鍵とギルトの拇印を使って貸金庫の中身を全て持ち去る。更にヨギョンと取引し不起訴処分にして貰う代わりに貸金庫の中にあった『国家防衛産業における不正告発』の原文を渡す。またヨギョンに両親の事件の真相を教える。当初ギルトはドッグに殺人を命じたのだ。しかしドッグが断った事で手下のパク・ムテクを薬物中毒にし、朦朧とした状態でナイフを握らせてヨギョンの家族の前に置き去りにしたのだと言う。しかもヨギョンを救った電話の主はドッグだった。

 

ダヘはテハを心から心配していた。ドッグは『ギルトは人を不幸にする』と言っていたが、今になってその言葉が身に染みる。でもテハだけは例外になって欲しい。ダヘの言葉が終わらない内にテハはダヘの肩に頭を預けて眠っていた。

 

BACK | STORY LIST | NEXT